ひめ:「じぃ、じぃ、どこにおるのじゃ!『播磨灘物語』は、どうなったのじゃ。松寿丸

はどうなったのじゃ?はよう教え!」
じぃ:「はい、はい、ひめさま。信長は、秀吉に、『松寿丸

を殺せ!』と命じました。その秀吉に官兵衛の友人の竹中半兵衛が、『わたしに、その役をおまかせ下さい。』と申し出るのです。半兵衛は、結核を病んでおり自分の命が長くないことを知っておりました。松寿丸

をかくまうのでございます。」
ひめ:「よかった、松寿丸

は助かったのじゃな。

」
じぃ:「ムホンを起こした伊丹城荒木村重

の抗戦は、一年近くになろうとしておりましたが、村重側に好転はございません。もともと村重がムホンにふみきった計算には、自分の実力があまり入ってなかったのでございます。
瀬戸内海をぐんぐんと進んでやってくる毛利の水軍



・・・、そしてその軍兵が、西宮、尼崎の白砂のうえを続々上陸







・・・・・、それプラス本願寺勢



、プラス自分の軍

、で、信長の首をはねる予定だったのでございます。」
ひめ:「毛利の水軍



・・・・・は、現れなかったのか?」
じぃ:「村重は、必死で毛利に援軍催促の使いをだしておりました。正月から五月までに十回も使者が走っておりました。(

×10)が、そのたびに、毛利は、必ず行く、もうすぐ行く、そのうち行く・・・と返事するのでございます。」
ひめ:「牢にいれられた官兵衛は?」
じぃ:「官兵衛は、伊丹城の牢にいれられたままでございます。ある日、官兵衛は、牢屋の窓から、藤の花の芽吹き

を見つけるのでございます。官兵衛は、その芽に、でうす(神)の『生きよ』

という言葉を感じるのでございます。そのころ家来の栗山善助が、伊丹にはいり、官兵衛の消息をつかんでおりました。」
ひめ:「官兵衛は助かるのじゃな?

」
じぃ:「荒木村重

が、伊丹の城から、逃げてしまうのでございます。伊丹城降伏開城にございます。官兵衛も牢屋から栗山善助によって助けだされます。しかし、長い牢獄生活で、官兵衛は体がぼろぼろ、歩くことが出来なくなっておりました。広板にのせられて助け出されました官兵衛、有馬の湯

で湯治することになりました。」
ひめ:「官兵衛の体は治るのか?」
じぃ:「少しずつ良くなったのでございますが、生涯、板輿に乗らなければならなくなったのでございます。涙、涙にございます。

官兵衛は、栗山善助から、竹中半兵衛により松寿丸

が救われたことを聞きますが、その時すでに半兵衛は、亡くなっておりました。官兵衛、感謝、感謝の、これまた、涙、涙にございます。

」
ひめ:「毛利に寝返った播州勢

のほうは、どうなったのじゃ?」
じぃ:「別所長治が三木城で籠城でございます。こちらは毛利の水軍

が行くには、内陸過ぎました。秀吉の包囲網を、たくみに縫って毛利から送られてくる兵糧

だけが頼り、しかし、その秘密補給路も秀吉に発見されてしまいます。別所一族の自害によって三木城も落ちます。御着城の小寺氏も逃げてしまいます。」
ひめ:「播州も信長に平定されたのじゃな。」
じぃ:「官兵衛も姫路に帰りますが、すみかを宍粟市山崎とします。
天正九年も押し迫ったころ、秀吉からの号令

、いよいよ、秀吉が信長に課せられた最大の義務、

毛利氏との対決

に、ございまするぅぅぅ。
じぃの『播磨灘物語』、次回は、いよいよ最終回。
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